マガジン公開日:2024.09.24更新日:2024.09.24

ZUTTOな人々、金田さまよりメールをいただきました

「ZUTTOな人々」の取材でお会いした金田さまから、後日メールをいただきました。

掲載文の追加希望のご連絡でした。

文字数の制約があり「ZUTTOな人々」の記事としては掲載できなかったのですが、そこには故郷・尾道にとどまらない、日本という国への想いと憂い、未来を担う子どもたちを健やかに育みたいという真心が込められていました。

ぜひ皆さまにも読んでいただければと思い、以下、原文のままご紹介します。

 

お世話になっております。
先日連絡させていただいた掲載文の追加希望をお送りさせていただきます。
私が本来お話したかったことでもありますので、上手く組み入れていただけましたら幸いです。
どうかよろしくお願いいたします。

 

公民館は今、地域をつなぐコーディネート役を担っています。
全国いずこも人口減少・少子高齢化・地域コミュニティーの喪失という課題を抱え、「人づくり、つながりづくり、地域づくり」の3つを具現化できるように、焦らずじっくりと進めています。
小学校、中学校とも強固な連携を築こうとしている中で、私個人の「ワザ」を活かして近日「実況講座」なるものを開くことが決まりました。
子ども達が大人になって人としっかりと対話できるように、豊富なボキャブラリー、語彙力を身につけさせるきっかけを作ろうと考えました。
大きな声で恥ずかしがることなく瞬時に言葉を選び、さらには聞いた人を楽しませるようなワードをチョイスできる頭になるよう、「実況」を通して磨いていく授業です。
現在は小学校高学年、5年生と6年生を対象に始めます。
「すごい!」「やばい!」「うざい!」だけで会話が成り立っている現代の子供たちを見ていると、本当に将来が怖くてしかたありません。
私は今、生活している中でこの先とても不安なんです。
日本に生きていて安心なんてしていられない。
最も関心を持っているのは、「教育・環境・健康」。そして、尾道に住んでいるので、加えて「観光」。
この「4つのK」を一日の半分以上考えながら生きていると言っても過言ではありません。
ただ、教育と健康、環境の3つはどれもリンクしていて、これからの日本が再生するためにはこの3点を真剣に建て直さなければ明るい未来は無い!と断言します。
だから、残りの人生は、周りの人を楽しませることと、何かがおかしいと気づいて意識して行動できる人づくりをしていきたいと考えています。
人のために何ができるかを考える人が今どれだけいるか?
自分さえ良ければよいという人が増えました。だから、地域の行事にも関わることがなくなった。
コミュニティーは正直これから益々崩壊していきますよ。
だからこそ、アントニオ猪木さんの教え「誰もやらないことを夢として挑戦する」「夢なき時代と嘆くより夢を作る人となれ」を実践していきます。
あっと驚くことを企ててみる。人が喜ぶことをやってみる。幸いに私の周りにいる同級生たちは「夢の創作人」が数多くいるんです。
この輪に加わると何か面白そうだなあと興味深そうに寄ってきてくれたら、さらに同志が増えていきます。
私ひとりではないから心強いんです。小さなことでもバタフライエフェクトによって大きなものに育てられます。
公民館ではそんまことが出来る無限の楽しみがあると思っています。
これまでの規制を取っ払うことがいくらか出来たら可能性は大いに広がります。
あれをしちゃダメ、これはダメとやっているから枠がどんどん狭まってきています。
公民館が夢色のワンダーランドにならなければ、全国どの町も枯れてしまいますよ。
だからこそ、公民館の館長は創りごとが好きな明るい人が相応しいと思っています。
そういう意味では、館長という重役を任せてくださった地域のためにも、私は青春時代からの良きお手本、アントニオ猪木さんから叩き込まれた魂を「町の活性化」そして「元気人の醸成工場」となるようにします。
私は死ぬまで周りに元氣を届け続けますよ‼

 

吉和公民館 金田

 

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