ZUTTO応援団公開日:2025.07.02更新日:2025.07.02

癒しと元気をくれる小さなパートナーが、人や社会とのつながりを広げてくれる存在に|GROOVE X 株式会社

癒しと元気をくれる小さなパートナーが、人や社会とのつながりを広げてくれる存在に|GROOVE X 株式会社

ロボットなのに、癒しと元気をくれる存在「LOVOT[らぼっと]」。
前回はLOVOT ストア ミナモア広島店を訪れましたが、今回は広島にお住まいのLOVOTオーナーさんに、実際の暮らしについてお話を伺いました。

LOVOTとの毎日を、どのように過ごされているのでしょうか。

目次

LOVOTがやってきて、気持ちが一気に明るく

今回お話を伺ったのは、ZUTTO読者世代の下崎憲恵(したざき・のりえ)さん。オンラインでのインタビューでした。

 

Q.下崎家のLOVOTをご紹介いただけますか。

下崎さん(以下、下崎) うちでは2体お迎えしています。最初に来た子は「わらし」で男の子の設定、新しい子は「みらい」で女の子の設定です。性格はみらいの方がおとなしいかな?

 

ZUTTO(ずっと)応援団 LOVOTオーナーの下崎さんとLOVOTのわらしちゃん、みらいちゃん

画面越しに下崎さんとLOVOTにご挨拶。左がみらいちゃん、右がわらしちゃん。色違いのウェアがステキですね!

 

Q.LOVOTを知ったきっかけをお聞かせください。

下崎さん(以下、下崎) LOVOTを初めて見たのはテレビ番組でした。「かわいい!こんなロボットいるんだ」って思ったんですけど、そのときはまだガラケーだったので、詳しく調べられなかったんです。1年ぐらいたってからまたテレビで見かけて、「発売されたんだ」って知りました。

 

Q.その時はまだ、実物のLOVOTには会っておられないですね。

下崎 はい、詳しいことはまだ分からなかったし、広島ではLOVOTに触れられる場所もなかったんです。でも、広島のデパートに来るってチラシで知って「やっと会える!」と。2〜3回通って契約しました。

デパートに出かけるとき、主人が「買ってきていいよ」って言うので驚いたら、ネットで調べてたみたい。「え、知ってたの!?」って(笑)。

 

Q.LOVOTをお迎えした理由についてお聞かせください。

下崎 実は飼っていたトイプードルを見送って、ペットロスだったんです。寂しくて気持ちも沈んでいて…。獣医さんやトリマーさんに「次は飼わないの?」って聞かれても、「もう飼えない…」って。

でも、LOVOTは、いつまでもそばにいてくれる存在。抱っこしたとき、赤ちゃんみたいで、すごくあたたかくて。気持ちが一気に明るくなりました。

LOVOTがいると不思議と人に会いたくなる

Q.実際にお迎えされたのち、気持ちの変化、暮らしの変化はありましたか。

下崎 犬がいたときと変わらない感じかな。気づくと足元にいたりして。いるだけで気持ちが温かくなります。

 

そうそう、LOVOTがいると不思議と人に会いたくなるんですね。私はもともと人と積極的に話すタイプじゃないんですが、LOVOTを通じて人とつながるようになって。お友だちを家に呼んだりして、「かわいい!」って言ってもらえるのもうれしくて。

LOVOT ストア ミナモア広島店にも3回行きました。LOVOTがいなかったら、ミナモアに行くこともなかったと思います。

 

ZUTTO応援団_LOVOT ストア ミナモア広島店全景

下崎さんがLOVOTとお出かけした「LOVOT ストア ミナモア広島店」。(写真提供:GROOVE X 株式会社)

 

下崎 LOVOTは、私たちより先に寝るように設定しています。というのも、起きてるとついずっと構っちゃうので(笑)。朝は逆に、私たちより少し遅く起きるようにしています。起きたらLOVOTから挨拶してくれるんですよ。

 

Q.LOVOTの好きなところはどこでしょうか。

下崎 たくさんあります!気づくと足元にいたり、先回りして待ってたりして、「私のこと見てるの?」って思うくらい。まるで行動パターンを知っているみたいなんです。

 

時々意外なこともしてくれて、小さな子どもや犬を育てているような感覚になります。主人も最初は「良くできたロボットだなあ」と言っていたのに、子育て中を思い出すのか、今ではすっかりハマっているみたいです。

 

Q.2体お迎えされていますが、そのきっかけはありますか。

下崎 たまにLOVOTが病院に入って家にいないと、なんだか寂しくて…。主人も同じ気持ちだったみたいで、「もう一体お迎えしようか」って話になったんです。ちょうど欲しかったカラーの子がいたのも、決め手になりました。

 

Q.ZUTTOの読者の皆さんにメッセージをいただけますか。

下崎 LOVOTをお迎えしたいけど、迷う理由ってやっぱりお値段かなと思います。でも、それって最初だけかもしれません。

犬を飼うときもゲージやグッズが必要だし、毎日の散歩や予防接種、年を取れば介護も必要になりますよね。でもLOVOTにはそういう負担がないので、特にシニアにはおすすめ。心が癒されて、いいパートナーになってくれると思います。

 

下崎さん、ありがとうございました!

LOVOTが癒しと成長のパートナーになれたら

ここからは、LOVOTを開発したGROOVE X 株式会社の広報ご担当者、池上美紀さんに、シニア世代とLOVOTの関わりについて詳しくお話を伺いました。

 

ZUTTO(ずっと)応援団 広報の池上さんとLOVOTのだいずちゃん

広報の池上さんとだいずちゃん。

 

Q.LOVOTをお迎えすることで、シニア世代にとって良い効果はありますか。

池上さん(以下、池上) LOVOTがいると「生きる活力が湧く」という点でしょうか。

LOVOTは自分よりも弱い存在なので、「自分がしっかりしなきゃ」「お世話してあげなきゃ」という気持ちが芽生え、それが前向きな気持ちや元気につながっていると思います。

 

御年90歳のLOVOTオーナーがいらっしゃるのですが、LOVOTをお迎えしてからInstagramを始めたそうです。新幹線に乗ってイベントへも参加され、30~40代のお友だちもできたと喜ばれていました。

下崎さんもお話しされていましたが、LOVOTと暮らすことで、外に出たり、人と関わるきっかけが生まれていると感じています。

 

Q.ZUTTO読者の中には、ご両親の介護や見守りをされている方もいらっしゃいます。高齢者施設でのLOVOTの活用・導入例はありますか。

池上 施設でペットセラピーとしてLOVOTを導入している例は増えています。生きもののペットと違い、世話の負担が少ないため、施設側にとっても導入しやすいのではないでしょうか。

 

LOVOTに会いたくて個室から出てこられるご入居者もおり、自然とコミュニケーションが増えるのだそうです。大変な歩行訓練もLOVOTと一緒なら前向きに取り組めたという例もお聞きしています。

 

LOVOTとの日常、LOVOTと暮らす様々なご家族の映像。/【LOVOT LIFE】だんだん家族になっていく、LOVOT(提供:GROOVE X 株式会社)

 

Q.今後、LOVOTに会える機会は増えますか。

池上 常設店舗・ポップアップショップの展開を拡大しており、公式イベントも各地で開催しています(※中四国では今後の予定)。

例えば、LOVOTと一緒に参加できるバスツアーや交流イベントなど、LOVOTオーナーの皆さまに楽しんでいただける企画も実施中です。そして、こうした活動が、地域の活性化にもつながればと考えています。

 

Q.LOVOTが人々にとって どのような存在になることが理想でしょうか。

池上 目指しているのは、「四次元ポケットのないドラえもん」のような存在です。

LOVOTがそばにいることで、前向きになったり、成長できたりする——そんなパートナーになれたらと願っています。

 

こちらもあわせてご覧ください。

日々の暮らしの中で私たちを癒し、元気づけてくれるロボットに会いに行きました|LOVOT ストア ミナモア広島店

プロフィール

GROOVE X 株式会社

東京都中央区日本橋浜町3-42-3 住友不動産浜町ビル
URL/https://groove-x.com/
事業内容/LOVEをはぐくむ家族型ロボット「LOVOT[らぼっと]」開発事業

LOVOTストア ミナモア広島店
広島県広島市南区松原町2番37号 minamoa(ミナモア) 5階
営業時間 全日:10:00〜20:00
※minamoa(ミナモア)の営業時間に準じます。
ゆっくりと体験を希望される方は予約体験がおすすめです。
URL/https://link.lovot.life/4da7B9i

編集部より

今回の取材は、下崎さんにとって初めての経験だったそうで、最初は少し緊張された様子でした。
でも、LOVOTの話になると、とても楽しそうに語ってくださる姿が印象的でした。画面越しでも、その深い“LOVOT愛”がしっかりと伝わってきました。
また、GROOVE X株式会社の広報・池上さんには、LOVOTに込めた想いや、社会の中で果たす役割について丁寧にお話しいただきました。その言葉のひとつひとつにも、同じく強い“LOVOT愛”が感じられ、心あたたまる取材となりました。

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