【ZUTTO語録#02】学び続ける力 ― 人生の深みをつくるもの

ZUTTOの取材では、人生で出会った趣味や学びについてのお話がよく登場します。
皆さんの言葉を聞いていると、「学び」が日々に寄り添う相棒のように存在していたのだなと感じます。
第2回のテーマは「学び続ける力」です。
まずご紹介したいのは、書道と俳句を長く続けてこられた河野さんの言葉です。
「俳句と書道、今はどっちもないとダメ」と河野さんは言います。「書では白い紙に墨を入れるという快感もあるけど、作品を作り上げるという感覚は、俳句で言葉を選んで、それを書にしてこそだから」

「60歳が定年で65歳までは勤めようかなと考えていたけど退職を決心しました」と語る河野さん。
俳句が、書によってかたちを持つ。ご自身の中で二つの表現が行き来しながら深まっていく様子がこの言葉から感じられました。
続いて、時計修理一筋でやってこられた花井さん。
「(数々の時計を修理してこられた中で、ピンチはありましたか?)しょっちゅうですよ(笑)。でもね、これ実はチャンスなんですよね。自分でやってて分かるんだけど、困難なのが来ると、それに対処することで、他のことにもその経験が活きてくる。だから『失敗は宝だ』ってわかったんですよ。生まれたのが失敗だったかもしれんけど…(笑)」

思わず吹き出してしまうオチですが、「困難をチャンスに変える」という言葉には、長年の経験からにじみ出た説得力があります。失敗を柔らかく受け止められる姿勢こそ、学び続ける力そのものだと感じました。
そして最後に紹介したいのが、門田さんの言葉です。
「学びが人生に希望や展望をもたらし、苦しみを和らげる手段になればと願っています。もし誰にも相談できず、ひとりぼっちになっても、学び続けることで変化を作れるのではないかと。」

不安な時期にも、何かを知ろうと動くことで状況が少しずつ変わっていく。学びは大げさな成果ではなく、静かに寄り添う“灯り”のような存在なのだと思いました。
年齢を重ねるほど「新しいことはまた今度…」となりがちですが、皆さんの言葉から伝わってくる学びはもっと身近で、もっと自由でした。
次回もまた、こころに残った言葉をお届けします。
