【からくり箱の好奇心|第6回】旅とミュージアム
この季節、線路沿いに咲く花々が美しい。
列車に乗ったまま、どこかへ行きたくなる。春は、そんな旅心がふくらむ季節だ。新聞広告やポスターにはさまざまな旅への誘いがあふれて、まさに満開である。
旅行をプランする専門家に聞くと、「観光、味、宿」という3つをバランス良く提供できれば、お客様は満足し、クチコミで評判も広がるという。
さらにもう一歩、旅先の体験を深めるなら、美術館や博物館などミュージアムに出かけよう。
中国地方の5県にはいずれも県立美術館があり、市立や私設の個性的な美術館も数多く、庭園の美しさで世界的に有名な美術館もある。博物館は地域の自然、歴史文化を理解する場になるだろう。また、ミュージアムは観光の拠点としても実に便利なのだ。静かで広々とした空間は夏涼しく、冬は暖かく、清潔なトイレも完備。コインロッカーに荷物を預け、手ぶらで観光地へ足を伸ばすのも便利だ。館内のカフェでくつろぐのも心地よい。
お気に入りのミュージアムに出会えたら、幸せである。
「あの旅で、あのミュージアムに行って良かったな」という思い出が生まれ、再び訪問する楽しみを与えてくれるから。
さて私のおすすめは、ミュージアムショップで絵葉書を選び、手紙を送ること。
旅先の感動を誰かに伝えて、共有できたら、ちょっとうれしいじゃないか。
■プロフィール
西濱 謙二(にしはま けんじ)
広島市生まれ・在住のライターです。人、街、企業、モノづくりなどの取材と撮影をフリーランスでしています。様々に活躍される方々からお話を聞くご縁に感謝し、同じシニア世代の方々にとって共感したり、和みになったり、小さくとも何かのお役に立てればと願っています。