マガジン公開日:2024.11.06更新日:2024.11.05

【からくり箱の好奇心|第2回】電子レンジでご飯のオススメ

からくり箱 電子レンジ

 

シニア世代は子どもたちが独立し、小家族であることが多い。すると洗濯の回数は減り、こまめに掃除したい部屋も限られてくる。こうして家事のライト化が進むけれど、食事は朝昼晩の3回で変わらない。昨今は便利な調理器具がつぎつぎと登場している。なかでも「電子レンジで炊くご飯釜」はすぐれモノだと思う。

 

お米を研いで、水に30分~1時間ほど浸す。次に電子レンジで約12分程度(分量による)加熱して、あとは蒸らすだけ。電気自動炊飯器に比べて部品が少ないので洗いやすく、小ぶりなので置き場所も取らない。土鍋のように火の番をする必要もない。

 

お米の消費量は昭和37年の年間118.3kgをピークに減少し、令和4年には年間50.9kg(農林水産省 令和4年度食料需給表より)と半分らしい。しかし、ご飯はパンに比べると脂質が少なく、塩分にいたっては0g(文部科学省 食品成分データベースより)で、シニア世代にはお勧めの食材である。ちょっと食べたいだけ炊いたご飯に、自家製のぬか漬けを添えて。さらに一椀のおみおつけは手作りの味噌で、というお話はぜひ次の機会にさせていただきたい。

 


■プロフィール

西濱 謙二(にしはま けんじ)

広島市生まれ・在住のライターです。人、街、企業、モノづくりなどの取材と撮影をフリーランスでしています。様々に活躍される方々からお話を聞くご縁に感謝し、同じシニア世代の方々にとって共感したり、和みになったり、小さくとも何かのお役に立てればと願っています。